タイでプレスリリースを出す方法(媒体・言語・タイミング)
タイ語が圧倒的に強いタイ市場で、媒体の選び方、出し方3つ、出す前に決めること、避けたい時期を解説します。
更新 2026-09-26 ・ PR PASSPORT編集部
タイは、日本企業の進出数が東南アジアで最も多い国の一つです(出典:外務省 海外進出日系企業拠点数調査)。それだけ競合の発表も多く、「日本企業が来た」だけではニュースになりません。この記事では、タイでプレスリリースを載せるために私たちが見てきた実務をまとめます。
タイのメディアの特徴

タイの読者は、ほぼタイ語で情報を取ります。英語の媒体もありますが、読者は外国人と一部のビジネス層に限られます。マレーシアのように言語で読者が割れる国ではなく、「タイ語で出せるか」がほぼすべてです。
| 言語 | 代表的な媒体 | 読者の傾向 |
|---|---|---|
| タイ語(大衆) | Thairath(タイラット)、Khaosod(カオソッド)、Sanook | 国内最大の読者数。生活・エンタメに強い |
| タイ語(ビジネス) | Prachachat Turakij、Thansettakij | 経営者・投資家。日系企業の動きをよく追う |
| 英語 | Bangkok Post、The Nation | 外国人、外資系のビジネス層 |
私たちの配信先データベースでは、タイの媒体は約320件あります。オンラインのニュースサイトが中心で、日系企業のニュースは経済系のタイ語媒体に載ることが多いです。
プレスリリースを出す3つの方法
| 方法 | やること | 費用の考え方 | 向いている会社 |
|---|---|---|---|
| 自分で媒体に送る | 媒体の問い合わせ先を調べ、タイ語に翻訳して1件ずつ送る | 翻訳費だけ。タイ語の校正者が必要 | 現地に担当者がいる |
| 配信サービスを使う | 原稿を渡すと翻訳と配信をまとめてやってくれる | 1本ごとの料金 | まず1本試したい。他の国にも同時に出したい |
| 現地のPR会社に頼む | 記者との関係、取材設定、発表会の運営まで任せる | 月額 | 発表会を開きたい。継続して露出を作りたい |
タイ語は、機械翻訳の質が英語より落ちます。敬語の階層や仏教に関わる言い回しがあり、直訳すると不自然になります。配信サービスを使う場合も、「タイ語はネイティブが確認するか」を見積もりの段階で聞いてください。
出す前に決めること
1. 言語
タイ語を必須にします。英語は、投資家や外資系の取引先に見せたいときだけ追加します。
2. ネタ
タイの記者が反応しやすいのは、「タイの人の生活や仕事がどう変わるか」が書かれたニュースです。工場の新設なら雇用の人数、商品なら価格とタイでの販売場所、提携ならタイ側の企業名。日本側の事情(中期経営計画など)は削ります。
3. タイミング
避けたい時期は、ソンクラーン(4月中旬のタイ正月)と、年末年始です。この時期は記者も休みで、配信しても読まれません。逆に、タイの大型展示会(食品なら THAIFEX、製造業なら METALEX など)の直前は、関連ニュースを探している記者が多く、載りやすくなります。
よくある失敗
- 日本語版と同じ長さで出す。 タイ語は日本語より長くなります。要点を先に、詳細は企業ページへ、と分けます。
- 画像がない。 タイのオンライン媒体は画像がないと掲載を後回しにします。商品写真か現場写真を1枚は付けます。
- 問い合わせ先がタイ語で受けられない。 英語のメールアドレスは最低限。可能なら現地パートナーのタイ語窓口も載せます。
- タイ語の社名表記が毎回違う。 最初に決めた表記を社内で共有し、以後はそれで統一します。
PR PASSPORTならタイに何ができるか
PR PASSPORTは、プレスリリースのURLを貼るだけでタイ語を含む8言語に翻訳し、タイの媒体を含む配信先に届けます。企業ページもタイ語で自動で作られるので、記者が発表元をタイ語で確認できます。まずタイ語版を1本、無料で作ってみてください。