海外メディアに載ると、輸出の商談で何が変わるか
海外バイヤーとの商談で、現地語の記事があると何が変わり、何は変わらないのか。向いている会社と始め方を正直に書きます。
更新 2026-09-26 ・ PR PASSPORT編集部
「海外のメディアに載ると、商談が進む」とよく言われます。私たちも配信サービスを運営している立場なので、そう言いたくなります。ただ、載れば何でも変わるわけではありません。この記事では、輸出の商談という場面に絞って、変わること・変わらないことを分けて書きます。
読者の状況:海外バイヤーと商談している

想定する読者は、こういう状況の人です。
- 展示会や紹介で海外のバイヤー(輸入商社・小売・代理店)と知り合った
- 商品には自信があるが、相手は自社のことをほとんど知らない
- 英語の会社案内はあるが、相手の国の言語の資料はない
- 商談のあと、相手から返事が来るのが遅い、または来ない
商談の場では盛り上がったのに、その後が続かない。この「その後」に効くのが、現地語の記事です。
掲載があると、その場面で何が変わるか
相手が社内で説明しやすくなる
バイヤーは、あなたの商品を自分の上司や仕入れ担当に説明しなければなりません。そのとき、自社のサイトのリンクより、現地のニュースサイトに載った記事のリンクのほうが説明が早い。「現地でも報じられている会社です」と一行で言えるからです。私たちが見てきた範囲では、この「社内説明の材料になる」効果が一番大きいです。
検索したときに出てくる
商談のあと、相手は必ず会社名で検索します。日本語のページしか出てこないと、そこで止まります。現地語の記事と現地語の企業ページが出てくれば、相手はそのまま読み進められます。検索結果は商談の続きです。
「どこにでもある売り込み」から抜ける
輸出の商談では、日本企業からの売り込みは珍しくありません。現地語で発表している会社は、その中で「この国に本気で来る会社」として見られます。記事の内容より、「現地語で出した」という事実が効きます。
掲載があっても変わらないこと
正直に書きます。
- 商品の競争力は変わりません。 価格・品質・納期が合わなければ、記事があっても契約にはなりません。
- 記事1本で問い合わせが殺到することは、まずありません。 記事は商談の「後押し」であって、「入口」になることは少ないです。入口は展示会や紹介のままです。
- 載った媒体の格で結果が決まるわけでもありません。 大手紙に載ることより、相手が検索したときに何か出てくることのほうが、商談では効きます。
「載ったら売れる」と期待して始めると、がっかりします。「商談のあとに相手が検索したとき、現地語で出てくる状態を作る」と考えて始めてください。
向いている会社・向いていない会社
| 向いている | 向いていない |
|---|---|
| すでに海外バイヤーとの商談が動いている | まだ海外の相手が一人もいない |
| 商品に現地向けの理由がある(ハラル対応、現地の味覚に合わせた、など) | 日本国内向けの商品をそのまま持っていく |
| 半年に2〜3本、発表できるネタがある | 1回出して終わりにしたい |
| 現地語で問い合わせを受ける準備がある(英語のメール窓口など) | 問い合わせが来ても日本語しか対応できない |
始め方
順番はこうです。
- 商談中の相手の国と言語を決める。 全部の国に出す必要はありません。今、話が動いている国だけで十分です。
- 相手に見せたい事実を1つ選ぶ。 現地との提携、現地向けの新商品、展示会への出展。相手の国に関係があることに絞ります。
- 現地語で1本出す。 配信サービスを使えば、翻訳と配信はまとめてできます。私たちのサービスなら、プレスリリースのURLを貼るだけで8言語に翻訳され、企業ページも同じ言語で作られます。
- 商談相手に記事のリンクを送る。 「現地でこう報じられました」と一言添える。これが一番効く使い方です。
- 相手の反応を見て、2本目を決める。 反応があった国と言語に集中します。
無料で企業ページと1本目を作れるので、まず「相手が検索したときに出てくる状態」だけ作ってみてください。商談の続きが変わるかどうかは、そこで分かります。