The Japan Timesや海外の日本語メディアに出すときの注意

The Japan Timesや海外の日本語メディアへ出すときの読者想定と、原稿で気をつける点を解説します。

更新 2026-10-07 ・ PR PASSPORT編集部

The Japan Timesは、日本発の英語ニュースを扱う代表的な媒体です。加えて、海外には現地在住者向けの日本語メディアもあります。どちらも「日本企業なら自動的に載る」わけではありません。注意点を整理します。

読者はだれか

The Japan Timesの読者は、英語で日本関連ニュースを追う人たちです。在日外国人、海外のビジネスパーソン、研究者などが含まれます。

海外の日本語メディアは、現地の日本人駐在員や家族、日系コミュニティが中心です。言語は日本語でも、関心は現地です。

同じ「日本関連」でも、欲しい情報は違います。

媒体の種類 主な読者 原稿で気をつける点
The Japan Times(英語) 英語で日本関連を追う人 日本の前提を短く説明し、英語で完結させる
海外の日本語メディア 現地の日本人・日系コミュニティ 言語は日本語でも、関心は現地の接点
どちらにも共通 「日本企業なら載る」ではない 読者にとっての関係性を一文で置く

出し分けの基本

新聞・海外向け日本語メディアのイメージ

日本語の国内版を、英語媒体にそのまま持っていくと落ちやすいです。逆に、英語版を日本語媒体に戻すときも、読者の前提が違います。

原稿で気をつける点

  1. 初出で会社の一行説明を入れる
  2. 日本独自の制度・賞・資格は短く補う
  3. 地名は国・都市が分かるように書く
  4. 連絡先は、言語ごとに返信できる窓口にする

「日本では有名」は、海外読者には理由になりません。有名さの根拠より、今起きている事実を書きます。

ピッチ時の実務

エンバーゴとは、指定時刻まで公開しない約束です。使うなら、時刻と時差を誤解なく書きます。

日本語メディア向けの補足例

海外の日本語メディアでも、「現地の読者」です。都市名、現地法人名、現地の制度名は、国内向けより丁寧に書きます。

逆に、日本国内の細かい部署名は削って構いません。読者が追うのは、現地での意味です。写真の権利とキャプション言語も、送る前に揃えます。

英語と日本語、どちらを先に直すか

両方に出す予定でも、先に直すのは「読者の前提が遠い方」です。英語媒体向けに会社説明と制度補足を足し、その骨格を日本語メディア向けに戻すと破綻しにくいです。

逆に、国内向け日本語を先に固めて英語へ落とすと、補足が不足したままになりがちです。写真のキャプション、肩書きの英訳、エンバーゴ時刻の時差表記も、チェックリストに入れてください。細かく見えますが、ここで落ちる案件は実際にあります。媒体への敬意は、正確な材料で示します。

日本企業向けの実務メモ

The Japan Times向けは英語の正確さだけでなく、日本関連ニュースとしての新規性が問われます。海外の日本語メディア向けは、現地生活者の実用情報が問われます。同じ発表でも、リードの置き場を変えます。英語版では会社の一行説明と国際的な意味を先に置き、日本語版では現地での影響と連絡手段を先に置きます。固有名詞のローマ字表記は、両方で一致させます。表記が揺れると、検索でも記事でも不利です。エンバーゴを使うなら、日本時間と現地時間の両方を明記します。時差の誤解は、関係を壊しやすいです。写真の権利と人物の公開許諾も、送付前に一覧化しておくと安全です。

関連して押さえること

このテーマでは、完璧な大計画より、確認可能な一次情報を先に置くことが効きます。私たちが勧めるのは、既存のプレスを事実型に直し、多言語で見に来られる状態をつくる順序です。媒体への個別交渉はそのあとに回せます。売り上げや掲載を約束する文は書かず、読者が検証できる材料を渡すことに集中します。まずは1本、公開前の確認まで通してみてください。社内では、誰が固有名詞を通し、誰が数字を通し、誰が最終公開するかを決めておくと、再発防止になります。

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